【SBLワンポイント】TARAは「リスクにどう対応するか」

仕入先は1社頼み、システムは古い、社員教育も問題だらけ、隠蔽体質……。SBLのリスク問題を読んでいると、「この会社、大丈夫? リスクだらけじゃない?」と言いたくなる。

そこで「どう対応する?」と聞かれたら、TARAの出番。試験用には、まず次のように覚えたい。

対応試験での連想対策例・英文
Transfer:移転大災害・火災など、低確率でも損失が大きい保険に入る。 Purchase insurance to cover potential losses.
Avoid:回避危険すぎて、引き受けられないその事業・取引をやめる。 Discontinue the activity to avoid the risk.
Reduce:低減ミス・不正・システム障害社員研修や内部統制を強化する。 Train staff and strengthen internal controls.
Accept:受容発生可能性も影響も小さい受け入れて監視する。 Accept and monitor the risk, as further controls would not be cost-effective.

どんな設問で使う?

目印は、リスクへの対応策を提案・評価せよという要求。

Recommend appropriate responses to the key risks facing the company.

「会社が直面する主要なリスクへの適切な対応を提案しなさい。」

Evaluate the board’s proposed risk responses and recommend improvements.

「取締役会のリスク対応案を評価し、改善策を提案しなさい。」

※英文はオリジナルの設問例。“Identify the risks”(リスクを特定せよ)だけなら、TARAの出番は基本的にない。

答案では、ケースに一言つなげる

例えば、「大災害→Transfer→保険」と連想したら、何の損失をカバーするかまで書くとさらに0.5点といった感覚だ。

The company should purchase flood insurance to cover potential damage to its factory.

「工場の損害をカバーするため、洪水保険に加入すべきである。」

このくらい具体化するだけでも、“Transfer the risk.”で終わるより、会社への提案になる。

なお、TARAは判断の目安。保険で信用低下まで消せるわけではなく、保険と防災対策を組み合わせることもある。参考:ACCA公式・TARAの適用例

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